「じしんのあほ!まけへん」 被災園児作った絵本、今も

有料記事

十河朋子
[PR]

 阪神・淡路大震災からまもなく22年。被災した園児たちが作った1冊の絵本が、神戸市のこども園で今も読み継がれている。

 中央区の「幼保連携型みのり認定こども園」。0~5歳児クラスに約130人が通う。

 前身の「みのり保育園」は1995年の震災で全壊。近くの園の一部を借りて保育を続け、4月から敷地のプレハブで再開した。震災前は60人の園児がいたが、自宅が全壊するなどして避難した子も多かった。

 復旧のさなか、多くの人から支援や励ましを受け、園児からも「よそでこんなことがあれば絶対助けに行く」という言葉が聞かれるように。震災1年を機に、体験を形に残そうと絵本づくりに取り組んだ。

 96年2月、5歳児クラス「…

この記事は有料記事です。残り921文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら