東京へ、選手支える環境整備を 卓球(松下浩二の目)

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元プロ卓球選手 ヤマト卓球代表取締役
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元プロ卓球選手、ヤマト卓球代表取締役

 水谷隼が五輪の大舞台で、初めて中国トップクラスの選手に勝利を挙げた。中国の分厚い壁に、穴を開けることが出来た。水谷本人が自信を持つだけでなく、日本の卓球界全体に「頑張れば中国選手を倒せる」という意識を植え付ける良い機会になる。

 団体戦決勝の水谷の戦いぶりは、素晴らしかった。特に2―2で迎えた第5ゲームで、サーブの組み立てを変えて逆転勝ちした。シングルスで銅メダルを獲得して精神的にさらにたくましくなり、競り合いに強くなった印象を受ける。

 水谷の活躍に引っ張られるように、丹羽孝希吉村真晴も成長し、選手層は格段に厚くなった。丹羽と吉村が組んだ3番目のダブルスも、第1ゲームを先取した。だが、ここから簡単に勝たせてくれないのが中国だ。今回の経験を生かし、さらに成長して欲しい。

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 4年後の東京五輪に向けて…

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