欲が出た日本ラグビー、培った攻撃発揮できず
清宮克幸の目
南アフリカ戦になくて、スコットランド戦にあったもの。それは、欲だ。
日本は南アに勝ち、前半からトライが奪えるという欲を出した。最初に体を当てた感触で「いける」という手応えがあったのだろう。培ってきた攻撃陣形を作らず個々で突破を図ったり、練習でやらないオフロードパス(タックルを受けながらのパス)を試したり、出たとこ勝負のラグビーをしてしまった。本来は南ア戦と同じようにコツコツとPGで試合を作り、後半勝負のゲームプランでよかった。
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