鉄道遺構、評価せずに開発? 専門家「国史跡級」、市は強硬姿勢 北九州の公共施設予定地

有料記事

[PR]

 明治期の鉄道遺構が九州で見つかり、その扱いをめぐって議論が過熱している。現場は、北九州市の複合公共施設の建設予定地。市は遺構の一部のみ移築して残りは壊す方針だったが、専門家らは「国史跡級」と現地保存を要請。市議会も市の姿勢を疑問視し、予算案が修正される騒ぎに発展している。

 遺構は、駅舎外郭の石…

この記事は有料記事です。残り1299文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    今井邦彦
    (朝日新聞記者=歴史、考古学)
    2024年3月28日20時50分 投稿
    【視点】

    朝日新聞西部本社の前身、九州支社は37年に小倉に移転するまでは門司にありました。当時、門司が九州の玄関口として重要だっただけでなく、日本が統治していた朝鮮半島や台湾との結節点でもあったためです。門司は大日本帝国の情報、物流の重要なハブであり

    …続きを読む