(日曜に想う)新自由主義の終わりと性善説 論説委員・郷富佐子

有料記事日曜に想う

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 「怒りの行進(マーチ・オブ・フューリー)」。これは、私が生まれて初めて書いた新聞記事の見出しだ。1986年、19歳の時のことである。

 当時はロンドン大の1年で、学生新聞の記者を始めたばかりだった。初取材の日、多数の若者が集まったロンドンの抗議デモを、いまでも鮮明に思い出す。

 「利己的なサッチャ…

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