(評・映画)「少女は夜明けに夢をみる」 悲惨な現実、説明抜きに提示

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 夢は何かと問われ少女が答える。死ぬこと、と。手首に無数のリストカットの跡。15歳前後だろうか。

 彼女はイランの少女更生施設にいる。そこは18歳までの少女を収容する国立の施設で、大きな部屋の壁沿いに2段ベッドが並ぶ。

 さきほどの少女は、叔父から姉と同じく性的虐待を受け、母に言うと、嘘(うそ)をつ…

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