(貴戸理恵の十人十色)「静かに」、和歌に託せば

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 今年亡くなった作家田辺聖子さんが女学生のころの話である。自習時間にクラス中がうるさくしていたところ、隣室の教師が教室に入ってきて黒板に和歌を書いたという。

 「底(そこ)ひなき 淵(ふち)やは騒ぐ 山川の 浅き瀬にこそ あだ波は立て」。底の浅い人ほど騒ぐものだ、静かにしなさい、というメッセージだっ…

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