改革をやるという以上は、その前において相当の輪廓(りんかく)が出来ておらなければならぬ。
(斎藤隆夫)
◇
昭和11年、民政党の保守政治家は二・二六事件後の国会で、立憲政治の擁護と「粛軍」を強く求めた。久しく内閣は「目前に現わるるところの国務を弥縫(びほう)してもって一日の安きを貪(む…
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(斎藤隆夫)
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