(書評)『月下の犯罪』 サーシャ・バッチャーニ〈著〉

有料記事書評

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 何代か前の自らの縁者の中に、ナチスのユダヤ人虐殺に関わった人物がいるとの報に接したジャーナリストの調査報告である。

 1973年生まれ、ハンガリー貴族の末裔(まつえい)である著者は、肉親、一族を知る人たちを訪ね歩き、その縁者、つまり大伯母はドイツ占領下のオーストリアで、戯れにユダヤ人虐殺に加担した…

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