(書評)『シリア 震える橋を渡って 人々は語る』 ウェンディ・パールマン〈著〉

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 ■極限の同胞を「手助けしたい」

 歴史とは何か。それは、この地球に生を受けた全ての人々の生き様の累積である。ナポレオンのような有名な人の記録は残りやすいが、市井の人々の記録は残りにくい。しかし両者に差異があるわけではない。特に、極限状態に生きる人々の生の声を聴くことほど、多くの気づきを得られる方法…

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