国家安全保障局長に北村氏=訂正・おわびあり

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 政府は13日付で国家安全保障局(NSS)の新局長に北村滋・前内閣情報官を任命した。2014年1月のNSS発足以来、局長と内閣特別顧問を務めてきた谷内正太郎氏は辞職。北村氏は内閣特別顧問にも就いた。北村氏の後任には、11日付で滝沢裕昭・前内閣官房内閣審議官(内閣情報調査室)が就任している。

 NSSは外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(NSC)の事務局で、外務省防衛省の出向者を中心に構成される。谷内氏は外務次官を務めるなど長く外交に携わってきたのに対し、北村氏は首相側近だが警察庁出身であることから、政府内には「異例」との声が上がっている。

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 北村滋氏(きたむら・しげる)東大卒、80年警察庁に入り、首相秘書官(第1次安倍政権)、兵庫県警本部長、警察庁外事情報部長などを経て11年12月から内閣情報官。62歳。

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 滝沢裕昭氏(たきざわ・ひろあき)東大卒、82年警察庁に入り、岐阜県警本部長、警察庁外事情報部長などを経て15年8月から内閣官房内閣審議官(内閣情報調査室)。60歳。

 <訂正して、おわびします>

 ▼14日付総合4面「国家安全保障局長に北村氏 谷内氏、内閣特別顧問に」の記事で、「局長を務めてきた谷内正太郎氏は内閣特別顧問に就いた」とあるのは「局長と内閣特別顧問を務めてきた谷内正太郎氏は辞職。北村氏は内閣特別顧問にも就いた」の誤りでした。見出しとともに訂正します。資料を確認する際、内容を取り違えました。

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