(評・美術)没後90年記念 岸田劉生展 変わる画風、変わらない筆遣い

有料記事文化・芸能評

[PR]

 変わるものと変わらないもの。大正期を中心に活躍し、今も人気の高い画家・岸田劉生(1891~1929)の大規模な展覧会に、その両者が浮かび上がる。多くの作品を制作順に並べるという、オーソドックスな回顧展だから味わえる醍醐(だいご)味ともいえる。

 近代日本の洋画の歩みとは欧州に学ぶことだった。特にフ…

この記事は有料記事です。残り784文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら