(本屋探見)遊歴書房@長野市 関心から少しずれてみる知の旅路

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 書物は中身が肝心だが、背表紙もまた多くを語りかけてくる。

 7坪の部屋の真ん中、低い台に置かれた地球儀のそばに立ち、天井に届く四方の棚に並んだ無数の古書の背を眺め渡す。『ローマ帝国衰亡史』があり『ミシェル 城館の人』があって、『航海の世界史』にカントの著作、水木しげるの漫画がある――何でもある。

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