(書評)『夏物語』 川上未映子〈著〉

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 ■出産リミット前、ゆれる女たち

 かつてウーマンリブでは性の解放が叫ばれた。女のセックスは子を生むためだけにあるんじゃないと。半世紀を経た今、本書の夏子は考える。「セックスができるとかできないとか、それはどういうことなんだろうか」と。「人を大切に思う気持ちと体のこの部分が、こんなに密接にかかわらな…

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