折々のことば:1552 鷲田清一

有料記事折々のことば

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 ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみ上げてきて仕方がない。

 (水木しげる)

    ◇

 戦争末期、漫画家は南太平洋の戦線で左腕を失い、傷病兵としてからくも生き延びた。思考停止と無責任が支配する組織の論理によって、自決と玉砕を命じられた仲間たち。生き残りが少ない部隊が「模範」だった。後…

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