(書評)『百年の批評 近代をいかに相続するか』 福嶋亮大〈著〉

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 ■埋もれた言葉の宝、掘り当てる

 現代日本の言葉は貧しい。単なるコミュニケーションの道具であるうちはまだいい。一方で刺激を求めて過激化した言葉は相手の心を傷つけ、人々を分断していく。それでは言葉の別のあり方はないのか。ある、と福嶋は答える。

 日本文学において、言葉とはもともと呪術的なものだった…

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