(古典百名山:60)ジル・ドゥルーズ「意味の論理学」 大澤真幸が読む

有料記事古典百名山

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 ■哲学の原点を転覆する試み

 ドゥルーズは20世紀フランスの哲学者。「ポスト構造主義」の代表者だ。本書は34の「章(セリー)」から成り、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』や古代哲学のストア派を解釈しながら、次々と話題を転じていく。本書のポイントはどこにあるのか。

 西洋哲学の原点にあるプラト…

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