(編集者をつくった本)「ハプスブルク家」 中央公論新社・並木光晴さん

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 ■良き入門書を志す原点

 大学では仏文科に進学したものの、勉学に身が入らなかった。それでも歴史関係の本は関心の赴くまま好んで読んだ。ギボンの『ローマ帝国衰亡史』にも挑戦したが、長大で骨が折れた。自然と新書に手が伸びるようになる。宮崎市定『科挙』、三田村泰助『宦官(かんがん)』などは特に印象深い…

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