わが母は襁褓(むつき)とりかへられながら梟(ふくろう)のやうに尊き目する
(川野里子)
◇
歌集『歓待』から。わが老母が静かに逝くまで、日々、彼女を抱き起こし、一匙(さじ)ずつ食を供し、襁褓(おしめ)を替え、体を拭いてくれた人たち。その一人一人がたたえる微笑(ほほえ)みはどこから湧い…
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(川野里子)
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歌集『歓待』から。わが老母が静かに逝くまで、日々、彼女を抱き起こし、一匙(さじ)ずつ食を供し、襁褓(おしめ)を替え、体を拭いてくれた人たち。その一人一人がたたえる微笑(ほほえ)みはどこから湧い…
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