■「越境」する武士と百姓 歴史学者・尾脇秀和さん(36)
江戸時代、一人の人(壱人〈いちにん〉)が二つの名前(両名〈りょうめい〉)を使い分け、ある時は武士、ある時は百姓と、身分の垣根を自在に越えていた――身分制度の常識を覆す「発見」を一般向けの本にまとめた。
「歴史学者の間でも、身分は越えられ…
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