(大哺乳類展2)セミクジラ
◆セミクジラ 鯨偶蹄目(げいぐうていもく) セミクジラ科
頭部が体長の3分の1を占め、上あごが弓状に大きく湾曲しているのが特徴。口先を少し開けて遊泳、上あごから垂れ下がるクジラヒゲを使い、大量の小魚やプランクトンをこし取って食べる。非常に低速で遊泳しながら餌をとるため、昔は格好の捕鯨対象種だった。日本周辺の北太平洋個体群は国際自然保護連合(IUCN)で絶滅危惧種に指定されている。=おわり
(田島木綿子・国立科学博物館研究主幹)
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東京・国立科学博物館、6月16日まで
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