(取材考記)ある研究者の死・その後 彼女は役に立ちたがっていた 小宮山亮磨

有料記事取材考記

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 自死した我が子の手記を、書籍にまとめる。それは切ない作業だったという。

 傑出した成果をあげながら大学への就職がかなわず、2016年に43歳で亡くなった仏教研究者。彼女のことを記事にできたのは、その本「西村玲(りょう) 遺稿拾遺」があったからだ。

 経済的に追い詰められていく過程、自ら命を絶つまで…

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