(声)ひっそり咲く花のような亡妹

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 無職 肥後昌男(宮崎県 85)

 亡き妹が夢枕に立った。薬袋を両手で差し出していた。薬嫌いな私に、「兄ちゃん、ちゃんと薬飲むのよ」と気遣っているようにも思えた。

 母が若くして病死した後、妹は父、兄、私そして弟の家事全般を担ってくれた。それは自分の幸せを忘れたかのような日々だった。生きがいは花づく…

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