(ひととき)あの黒板のお陰で

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 8歳ごろまでの私は体が弱く、学校も休んでばかりの子どもだった。ある日、私の枕元で母がいつになく優しい声で「元気になったら何か欲しいものを買ってあげる。何がいい?」と言った。私は「黒板がほしい」と即答。母は一瞬「えっ?」と言い、その後「黒板ねー」と笑った。

 3年生になり、元気に登校できるようになっ…

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