ドイツ首相所属政党へのサイバー攻撃、ロシアからと発表、企業も標的

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パリ=寺西和男
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ドイツのフェーザー内相は3日、ショルツ首相が所属する政党や複数のドイツ企業などが、ロシア軍の情報機関と関係するロシアのハッカー集団からサイバー攻撃を受けていたと発表した。ドイツ外務省は同日、抗議のため、駐ドイツのロシア大使代行を呼び出した。

 ロシアのハッカー集団は「APT28」で、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)と関係があるという。ショルツ首相が所属する社会民主党(SPD)が昨年、ハッカー攻撃を受けたと発表し、捜査当局が調査をしていた。

 その結果、攻撃していたのは「APT28」と判明した。SPDには一昨年12月末から攻撃があり、物流や防衛、航空宇宙、ITサービス部門のドイツ企業なども国内外で同集団の攻撃を受けていたこともわかった。

 海外での攻撃については、エ…

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