「採用直結インターン」広がる、昨年度の解禁受け 経団連アンケート

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木村裕明
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 経団連は23日、参加学生の情報を採用活動に使えるインターンシップ(就業体験)の実施状況に関する会員企業へのアンケート結果を公表した。政府の就活ルールで昨年度から解禁されたもので、回答した企業の半数超が実施していた。

 調査は昨年10~11月に約1500社に実施。回答した223社のうち116社が夏休みまでに採用に直結させられるインターンを行っていた。「2023年度中に実施するか実施予定」の企業も19社あった。

 116社が行ったインターン計138件のうち、大学3年と修士1年を対象にしたものが大半を占めた。理系学生を対象にしたものが6割弱、文理不問が4割、文系学生対象は4件だった。夏休みに実施した企業がほとんどで、日数は「5日から2週間未満」が8割を占めた。

 実施企業を業種別にみると…

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    首藤若菜
    (立教大学教授=労働経済学)
    2024年4月24日17時2分 投稿
    【視点】

    今、大学生(学部生)の就職活動は、実質的に3年生4月頃からスタートしており、3年生の間にインターンシップにいく学生は少なくありません。 ただ、大学3年次というのは、本来、学生の成長にとって非常に重要な時です。ゼミやサークルで中心的な役割を

    …続きを読む