米国連大使が日本で語った パレスチナの国連加盟に拒否権行使の理由

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

浪間新太
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 来日中の米国のトーマスグリーンフィールド国連大使が19日、都内で記者団の取材に応じた。日本時間の19日午前、国連安全保障理事会で、パレスチナの国連への正式加盟について米国が拒否権を行使した理由について、イスラム組織ハマスを念頭に「現状ではパレスチナのかなりの部分を、イスラエルを攻撃したテロ組織が支配している」ことを挙げた。

 トーマスグリーンフィールド氏は「(国連加盟を認める)決議で、パレスチナ人が統治する国家とイスラエルの安全が実現するとは思えない」と指摘。「我々はここ数年、パレスチナ当局を活性化し、責任ある国家になるための能力を構築することに取り組んできた。国連への加盟で彼らがそこに到達できるわけではない」とも語った。

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