「姓選ぶ権利を」県内全議会で意見書可決は全国初 政党を超えた賛成

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山田健悟
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 結婚する際に夫婦それぞれが名乗りたい姓を選べる「選択的夫婦別姓制度」。この制度導入や議論推進を求める意見書が、香川県議会と県内17市町の全議会で可決された。

 活動団体によると、一つの都道府県内の全議会が意見書を可決したのは全国初。議論の広がりに期待の声も上がる。

 3月19日。県内で残っていた3町議会が、いずれも意見書を可決した。

 「選択的夫婦別姓を願う香川県民の会(ぼそぼその会)」の山下紀子代表(51)は、綾川町議会の傍聴席から見守った。

 「ただただうれしかった。これまでお話をしてくれた議員さんの顔も浮かんできて、感謝でいっぱい」と振り返った。

香川県「制覇」への経緯

香川県が全国に先駆け、県内の全議会で意見書を可決できたのはなぜか。山下さんに活動の経緯やポイントを聞きました。

 県内議会で最初の動きがあっ…

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    能條桃子
    (NOYOUTHNOJAPAN代表)
    2024年4月30日10時12分 投稿
    【視点】

    香川県の県内17市町の全議会で、選択的夫婦別姓を求める意見書が採択されたとのこと、「ぼそぼその会」の皆さんの地道な活動が本当に素晴らしいなと思います。 選択的夫婦別姓に反対の立場を表明している国会議員に面会する機会があるとき、「ジェンダー

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