人生100年時代。介護に頼らず、いつまでも健康な身体作りを――。体操指導者・菊池和子さんが教える「きくち体操」が中高年を中心に人気を集めています。今回は「さっそうと歩く」の第1弾をお送りします。

　格好良く歩くことは、簡単そうで、思っている以上に難しいです。若い人でも正しい姿勢で歩けていない人は少なくないです。けがをしない、病気をしない、いくつになっても、自分の足で歩いて生活できる――。そういう体は、自分自身が育てていくしかありません。きくち体操代表の菊池和子さん（90）は「体は自分の命」と語ります。「太った」とか「腰が痛い」とただ嘆くのではなく、「自分が育てる体、この宇宙でたった一つしかないものだと認識すれば、大切に思えてくるはずです」。

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