秋篠宮さま、能登地震で被災した農家と懇談 めがねかけ見入る姿も

中田絢子

 秋篠宮さまは18日、能登半島地震で被災した石川県穴水町を訪れた。

 穴水町鹿波で農園を営む野菜農家前田忠男さん(69)と長男国且(くにかつ)さん(36)親子らと懇談。輪島市に住む前田さんの義父が家屋倒壊に巻き込まれて亡くなったと聞くと、「大変でしたね。おつらかったですね」と気遣った。

 輪島市のコメ農家川原義正さん(73)夫妻は、壊れた自宅や周辺の農道の様子を撮影した写真を見せて説明した。秋篠宮さまは「ご自宅から外に出るのも大変だったでしょう」とめがねをかけて見入り、川原さんが「命があっただけでも幸せだったと思いました」と答えた。

 前田さんの農園では、地震の揺れで肥料袋などが荷崩れしたという格納庫内も視察し、「片付けるのが大変でしょう」と案じていた。

 秋篠宮さまは2014年から大日本農会の総裁を務めており、今回、同農会で過去に表彰された農家を見舞った。中田絢子

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