鶴岡市、改定の土砂災害ハザードマップ公開 西目地区の土砂災害受け

清水康志
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 山形県鶴岡市は今月から、土砂災害特別警戒区域や過去の災害履歴を新たに記載した地区別の土砂災害ハザードマップ全91種類を、市のホームページ上で公開している。

 市は、同市西目地区で2人が死亡した2022年12月31日未明の土砂災害を受けて、住民をまじえたワークショップを開くなどして改定作業を進めていた。

 市が1日に公開した新ハザードマップでは、建物が壊れて住民に著しい危害が生じるおそれがある土砂災害特別警戒区域を新たに記載した。西目の災害現場には特別警戒区域が含まれていたが、従来のハザードマップには同区域の記載がなかった。

 また、過去の土砂災害の履歴や、避難ルートの注意事項なども新たに盛り込んだ。西目の新マップでは、今回の災害現場に「がけ崩れの履歴あり(R4)」と記載。避難ルートには「雨天時側溝が溢(あふ)れ、道路に水が流れるため、避難時注意」などと記載した。

 市防災安全課によると、今回公開したウェブ版の土砂災害ハザードマップは年1回をめどに更新する予定。紙版のマップは今月下旬以降、該当する世帯に市の広報と合わせて配布した後、地区ごとに説明会を開く予定という。清水康志

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