西武・古賀悠斗が2日連続の「自身初」 6年ぶりの開幕2連勝に導く

埼玉西武ライオンズ

平田瑛美
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(30日、プロ野球 埼玉西武ライオンズ8―2東北楽天ゴールデンイーグルス)

 埼玉西武ライオンズの古賀悠斗は、2日連続で「自身初」を飾る活躍だった。

 前日は初の開幕マスクで零封リレーを演出し、この日は自身初の1試合3安打。

 四回には左翼席への1号ソロで「チーム初本塁打」もさらった。お立ち台で「自分でいいのかな」と謙遜した。

 昨季は堅守で頭角を現した一方、打率は2割1分8厘と物足りなかった。近年のチームは打力が課題で、捕手も打つことが求められる。

 今年の春季キャンプは打撃練習場やトレーニング室にこもった。

 「実績がない自分は、人の倍以上やらないといけない」

 パワーアップを図って体重を増やした影響で、右足にひどい靴擦れを起こして練習できなくなった日もあった。

 「今年が一番大事」と言い、迎えた開幕。攻守で引っ張り、リーグ優勝を遂げた2018年以来の開幕2戦2勝に導いた。「投手の勝ちを消したくない思いが打撃にも出た」と語る。

 投手交代のたびに、マウンドのプレートの土を素手で払って迎える24歳。

 「目標は1日1安打。もっとチームに貢献したい」(平田瑛美)

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