今後絶対まかり通ってはならない――。名古屋市教育委員会が人事の推薦名簿と金品を受け取っていた問題で、第三者の調査チームは29日、中間報告書を発表し、一連の対応を厳しく批判した。「不適切」と認定した上で、7年間で市教委が受け取っていた1300万円超の金品の使い道や、こうした慣例が始まった背景事情などについて、さらに調査を進めるとした。
調査チームは、問題が明らかになった約1週間後の2月19日に発足。元文部科学省審議官で座長の寺脇研氏を筆頭に、校長会などの教員団体へのアンケート、関係者へのヒアリングを重ね、推薦名簿の提出状況や授受のあった金品の金額などを調べてきた。
「今後、絶対にまかり通ってはならない」「あってはならない」と、寺脇氏が特に強く指摘したのが金品の授受だ。
7年間で1300万円超、外部者との会合費で650万円支出
報告書によると、人事を担当…
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