【詳報】ウクライナ侵攻109、3月25日~4月7日(日本時間)
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナへの軍事追加支援を巡り、米議会で審議が難航していることについて、「米国からの援助を望むが、他に選択肢がなければ、融資に同意するだろう」と話しました。地元メディアの「ウクライナ・プラウダ」が6日、報じました。ゼレンスキー氏は「残念なことに、この状況において我々は人質のようなものだ」と述べました。
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■■■4月7日(日本時間)■■■
03:47(キーウ6日21:47)
ゼレンスキー氏「米国の追加支援、他に選択肢なければ融資でも応じる」
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナへの軍事追加支援を巡り、米議会で審議が難航していることについて、「米国からの援助を望むが、他に選択肢がなければ、融資に同意するだろう」と述べた。ウクライナメディア「ウクライナ・プラウダ」が6日、地元テレビで放送されたゼレンスキー氏のインタビューをもとに報じた。
ウクライナ・プラウダによると、ゼレンスキー氏は「米議会で賛成票を得られると信じている」と述べ、「融資として今日支払われるか、1年後に無料で支払われるかと言われたら、我々は『今日』と答える」と米国からの支援の必要性を訴え、「早ければ早いほどいい」と強調した。また、支援の行方が投票方法で決定されることについて、「残念なことに、この状況において我々は人質のようなものだ」とした。
さらに、「世界の安全保障に関わる問題であるにもかかわらず、米国内の政治問題になってしまっている。この中途半端なアプローチを理解できない」と述べ、「適切な援助が得られることを信じ、努力し、期待し続ける」と話した。
■■■4月6日(日本時間)■■■
17:19(キーウ11:19)
ロシアでパイプライン爆破か ウクライナ側発表
ウクライナ国防省情報総局は6日、ロシア南部ロストフ州南西部のアゾフ海沿岸部でパイプラインが爆破されたとSNSで発表した。ウクライナ側がこの爆破に関係したかについては明らかにしていない。
発表によると、爆破されたのは6日未明。パイプラインはタンカーに石油製品を積み込むために使用されており、「タンカーへの積み込みは無期限に停止されている」としている。また同局は、この施設はロシアがウクライナ侵攻を支えるために使用しているとした。
この爆破について、ロシア側は発表していない。
17:06(キーウ11:06)
ドネツク州「特に困難な状況」 ウクライナ軍トップが投稿
ウクライナ軍トップのシルスキー司令官は6日、戦況についてSNSに投稿し、「特に困難な状況にある」地域として、ウクライナ東部ドネツク州バフムートやアウジーイウカ方面だと明らかにした。
シルスキー氏は、ロシア軍がミサイルや砲弾、装甲部隊などで攻撃し、ドネツク州西側の州境に向かって前進しようとしていると報告。「敵は昼夜を問わず攻撃を続けている」と戦闘の厳しさを伝えた。この日、最も激しい戦闘はバフムート西約15キロにあるチャシウ・ヤールなどで行われたという。
シルスキー氏は、「チャシウ・ヤールは依然として我が軍の支配下にある」「軍は着実に陣地と戦線を維持し、敵を消耗させている」とも記した。
12:59(ハルキウ06:59)
ハルキウ州に空爆、6人死亡 高層ビルなど被害
5日夜から6日未明にかけ…
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