オズワルドとトム・ブラウン、北海道で新番組 「キモすぎる可能性」

原知恵子
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 人気お笑いコンビ「オズワルド」と「トム・ブラウン」が今春から、北海道でローカルバラエティー番組を始める。22日、初回撮影にあたった4人が札幌市内であった札幌テレビ(STV)の番組改編の記者会見会場に駆けつけ、意気込みを語った。

 番組名は「道産人間オズブラウン」(STV制作)。黒の上下とネクタイに身を包んだ4人が北海道を駆け回り、次代の宝となるヒト・モノ・グルメを発掘。勝手に「オズブラ認証道産品」に選定し、北海道の魅力を発信――。そんなコンセプトという。

 オズワルドの畠中悠さんは函館、トム・ブラウンの布川ひろきさんとみちおさんは札幌出身と、2組とも北海道ゆかりの芸人だ。

 初回の舞台はトム・ブラウンの地元・札幌市東区で、「狂気に満ちている」と評される2人の芸風がいかにして誕生したか、原点を掘り下げたという。

 「明確に好き嫌いが分かれる番組だと思っています。ちょっとキモすぎる可能性もあるので、それがクセになるまで長い目で見てもらえたら」(オズワルド、伊藤さん)

 「『コンプライアンスと戦っているな』って思いました。地元で番組をやりたい、やりたいとずっと言っていた。みんなでがんばっていきたい」(トム・ブラウン、布川さん)

 会見ではそれぞれが、撮影を振り返った。お笑いライブでは長年一緒にやってきた「戦友」だが、テレビのロケで共演するのは初めてだったという。

 番組の岸弘プロデューサーは「一筋縄ではいかない芸人さん4人。予測不能さ、狂気をもはらむ個性を存分にいかしつつ、きっちりと北海道のいいところも紹介していきたい。群雄割拠のバラエティー界で埋もれないような、新しい番組にしたい」と語った。

 オズワルドの畠中さんは「社運をかけた番組と聞いているので、応えられるようがんばります。4人という人数もありますし、僕らのビジュアル的にも、地元のスター・GLAYさんみたいになれたら」。

 トム・ブラウンのみちおさんは「気味の悪いメンバー4人ですけれども、北海道の素晴らしさ、魅力をどんどん伝えていきたい。今は深夜放送ですけど、浸透したらゴールデン番組も狙います」。

 毎週日曜深夜11時25分からの30分番組で、放送後には「TVer」で2週間限定で無料配信される。初回の放送は4月7日。(原知恵子)

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