都市ガス受注調整、中部電力に残る問題 当時の役員が黙認した疑い

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内藤尚志 江口英佑
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 東邦ガス中部電力が、都市ガス値下げ競争を不当に避ける違法行為をしたと認定された。中部電では当時の役員が黙認した疑いも残り、問題は尾を引いている。

 「関係するお客さまにご迷惑をおかけしている。おわび申しあげたい」。東邦ガスの増田信之社長は今月4日に緊急会見を開き、頭を下げた。

 問題となったのは、地盤とする東海地区での中部電力との都市ガスの販売競争だ。企業や自治体といった大口の顧客をどちらが受注するか、事前に話しあって決めていたとされ、国の公正取引委員会がこの日に独占禁止法違反(不当な取引制限)だと認定。料金などの競争を避けるために、遅くとも2016年11月以降に始まったと指摘された。

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