東海大福岡と宇治山田商、21日対戦 両監督が思う「カギ握る選手」

興津洋樹
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 第96回選抜高校野球大会に出場する東海大福岡は21日の第1試合(午前9時開始予定)で、宇治山田商(三重)との初戦を迎える。試合を前に、東海大福岡の中村謙三監督(37)と宇治山田商の村田治樹監督(53)に、相手校の印象や意気込みなどを聞いた。

 ――相手チームの印象は

 中村 投手陣が豊富だ。登板が多い加古真大選手、田中燿太選手、中村帆高選手に加え、植田倖大選手や左腕の長谷川佑慈選手も力がある。

 村田 粘り強く、非常にバランスの取れたチーム。(エースの)佐藤翔斗選手の投球は素晴らしく、上位打線は非常に力がある。

 ――相手校の対策は

 中村 力のある投球に負けないよう、低い打球をセンターに、という基本に忠実な対策をしている。

 村田 (高身長の)佐藤投手の角度のあるボールは意識している。左腕の野上夕輔選手が登板するかどうかも気になる。

 ――自チームで鍵を握る選手は

 中村 やはりエースの佐藤。昨秋の大会では四死球が多かった。相手の1、2番打者を出すと、長打力のあるクリーンアップにつながってしまう。野手の守りも含め、先頭打者を塁に出さないようにしたい。

 村田 うちは誰が打つか分からないので、それぞれが役割を果たすことに徹してくれたらいい。

 ――理想の展開や新基準バットの対応・影響は?

 中村 展開は予想がつかない。先頭打者の光富拓海が臆することなく振れるかどうかはチームに影響するので、最初のスイングに期待している。(新基準バットについては)難しいことは考えず、しっかりとコンタクトしていけたらいい。

 村田 うちは以前からつなぐ野球。そんなに飛ばす打線ではないので、バットが変わっても特に影響はない。先制、中押し、だめ押しとなるのが理想だが、その時々で自分たちのプレーができたらいい。

 ――意気込みを

 中村 せっかくの機会。臆することなく、バットを振らせたいし、投げさせたい。選手のいいところをしっかり引き出したい。

 村田 良いチームとの対戦なので、接戦で好ゲームができればと思う。興津洋樹

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