JPドラゴンの男をフィリピンで拘束 「ルフィ」事件の男に口止めか

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 フィリピン入管当局は14日、詐欺事件に関わったとして日本人の男の身柄を拘束したと発表した。日本の捜査関係者によると、男は元暴力団員らが同国で作ったとされる犯罪集団「JPドラゴン」のメンバーで、日本で起きた広域強盗事件を「ルフィ」などと名乗って指示したグループとつながりがあるという。

 フィリピン入管当局によると、男は1月、詐欺事件に関わったとして現地の捜査機関に逮捕された。JPドラゴンの幹部という。

 日本の捜査関係者によると、男はJPドラゴンの小山智広容疑者(49)。特殊詐欺事件に関与したとして、警視庁が逮捕状を取っている。

 広域強盗事件では、「ルフィ」などと名乗った今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=が昨年2月下旬ごろ、逮捕された後に警察署で弁護士と接見中、何者かと電話し、その人物から特殊詐欺への関与について口止めをされた疑いがある。警視庁は昨年11月、この弁護士の事務所などを証拠隠滅容疑で家宅捜索した。捜査関係者によると、今村被告の電話の相手は小山容疑者だった可能性があるという。

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