「何らかのイベント」を準備へ マチ★アソビ問題で、県が方針

能登智彦
[PR]

 徳島県後藤田正純知事が見直し方針を示し、開催が危ぶまれている春と秋のアニメやゲームのイベント「マチ★アソビ」について、県は6日、開催時期が迫る春の部は、アニメを中心に何らかのイベントを準備する方針を明らかにした。内容は今後協議するという。

 この日開かれたアニメまつり実行委員会の会合終了後、県の村上耕司政策監補が報道陣の取材に答えた。

 「マチ★アソビ」は県や県内団体などでつくる実行委の主催で徳島市中心部で春と秋に開かれ、声優のライブやコスプレなど様々な企画が人気を集めてきた。だが年間約8千万円を県が負担するため、知事が2月、「県の丸抱えは好ましくない」と見直しを表明した。

 この日県庁で開かれた会合で、富永純子会長は「開催を目指して議論していきたい」とコメントした。これに対し、村上政策監補は「『マチ★アソビ』は爆発的なイベントだが、(徳島市だけでなく)県内全域ににぎわいを創出したい」と述べ、見直し方針への理解を求めた。

 終了後、春の開催の有無を報道陣に問われた村上政策監補は「アニメ中心に準備する」とし、何らかの催しを開くとの考えを表明。「民間主導が前提」とも強調し、実行委だけでなく様々な関係者と協議する方針を示した。(能登智彦)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら