生成AI活用、医療現場の負担を減らして研究開発めざす

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瀬川茂子
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 新たな治療法の開発をめざすためのデータベース作りや、医療スタッフの負担を軽くするために、生成AI(人工知能)を活用した技術開発の共同研究を医薬基盤・健康・栄養研究所、大阪国際がんセンター、日本IBM、TXPメディカルなどのグループが始めると6日発表した。

 ひとりひとりの患者にあった治療法の開発には詳細な診療情報を集めたデータベースが欠かせない。だが、患者に説明して同意をとり、データを入力するのは、忙しい医療スタッフにとって負担が大きかった。災害などで消失しないようなデータベースを作ることも重要だ。

 そこで、生成AIを活用し、研究の内容や同意取得の説明などについて、患者と会話して支援するシステムを開発することにした。

 医師と患者の診療の音声や…

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