圧巻のビッグひな祭り 全国から寄贈の1万体の人形が街中にずらり
全国から寄贈された約1万体のひな人形が街中を飾る「かつうらビッグひな祭り」が、千葉県勝浦市で開かれている。24日はメイン会場の遠見岬(とみさき)神社で60段の石段に約1800体のひな人形が展示され、朝市の店先でもひな飾りが設けられるなどした。街は、春を告げる華やかな光景を見に訪れた観光客でにぎわった。
神社石段のひな人形は毎朝並べて夜に片付けており、初日の23日は雨天のため写真パネル展示となった。24日に娘と、東京に住む孫娘の3世代で訪れた市原市の塚原栄子さん(81)は「十年以上前に孫と来たときは雨でパネル展示だったので、きょうは圧巻で感動した。有名な勝浦タンタンメンを食べて帰りたい」と話した。
市内では、遠見岬神社近くの覚翁(かくおう)寺山門前の特設ひな壇に約600体、国道128号の墨名(とな)交差点に約1千体が飾られている。延べ15万人の来客を見込む。3月3日まで。展示状況や詳細は市のホームページ、または市商工観光課(0470・73・6641)。(中野渉)