ツツジの名所よみがえれ 山火事で焼損の奈良・神野山で3月に植栽会

上田真美
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 山火事で焼けてしまった神野山(こうのやま、奈良県山添村)のツツジを復活させようと、村や神野山観光協会などが植栽とウォーキングの催しを3月2日に開く。

 神野山にヤマツツジが植えられたのは明治時代にさかのぼり、見頃となる毎年5月には花を楽しむ祭りが開かれるなど、ツツジの名所として知られてきた。

 ところが2021年3月、登山客の不注意から山頂で山火事が起き、付近のツツジの大半にあたる1037株が焼失してしまった。

 村は名所の復活を目指すプロジェクトを立ち上げ、22年10月に50株を植栽。今年度は100株を植えて、今後も増やしていきたいとしている。

 3月2日の植栽会とウォーキングは先着100人の事前申込制(雨天時は9日に延期)。午前9時半にフォレストパーク神野山健民グラウンド(同村伏拝)集合。1時間ほどかけて山頂まで歩き、ツツジを植えてネームプレートを設置する。同11時40分ごろ閉会。下山後に食堂でお弁当が配布される。

 参加費はお弁当代込みで1人500円。軍手などは持参する。詳細は村観光協会のウェブサイトに掲載。今月22日までに氏名、住所、電話番号、ネームプレートへの記載名、食品アレルギーなどの連絡事項を記載し神野山観光協会にメール(fpkonoyama@gmail.comメールする)で申し込む。問い合わせは神野山観光協会(0743・87・0285)へ。(上田真美)

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