ぴちぴち初カツオで春の足音 勝浦漁港に今年初の水揚げ、首都圏出荷
【千葉】全国有数のカツオの水揚げを誇る勝浦市の勝浦漁港に9日朝、今年初めてのカツオが水揚げされた。
午前7時15分ごろ、宮崎県日南市の竜喜(たつよし)丸(119トン)が入港した。小笠原諸島南方で一本釣りしたカツオ約31・4トンが、次々と荷さばき場に運び込まれた。1キロあたり309~1500円の値が付き、豊洲市場など首都圏に出荷された。
竜喜丸漁労長の日高陽祐さん(44)は「群れが小さくて苦戦していた船もいたようだ」と話した。
市農林水産課によると、勝浦漁港の昨年のカツオの水揚げ量は約9300トンで、水揚げ金額は約37・5億円だった。(中野渉)