バスケットボールリーグB3の金沢武士団の選手、スタッフは、1月1日に発生した能登半島地震で被災した。その中には、2022年夏、戦火を逃れて避難民として来日し、武士団に加わった元ウクライナ代表ポイントガードのイホール・ボヤルキム(28)もいる。地震による避難を「2度目のエスケープ」だと表現し、戦火と震災による混乱や今の思いを語った。
石川県七尾市内の自宅アパートで家族と過ごしていた際に、震度6強の地震に遭った。
「1回目の揺れはたいしたことはなかったが、2回目は経験したことがない衝撃だった。家を出るべきなのか、とどまるべきなのか、混乱した」
揺れが収まってから家を出て家族で高台に一時、避難。その後、家具が「ぐちゃぐちゃになった」家に戻り、一晩を過ごした。
翌日から被害が限定的だった石川県白山市の黒島監督の自宅に一時的に身を寄せた。他の選手ら10人が共同生活し、ボヤルキムの妻がウクライナ料理を振る舞ったり、選手同士で皿洗い当番をしたりするなど、合宿のような雰囲気だったという。
14日には久々にスマートフ…
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