永瀬拓矢九段が朝日杯4強入り 豊島将之九段に153手の熱戦で勝利

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北野新太 高津祐典
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 第17回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦が13日、名古屋市熱田区名古屋国際会議場で開幕し、永瀬拓矢九段(31)が4強進出を決めた。

 1回戦は永瀬九段が高見泰地七段(30)に、豊島将之九段(33)が佐々木勇気八段(29)に勝利。両者による2回戦は2時間19分に及ぶ熱闘となり、永瀬九段が153手で制した。

 朝日杯は持ち時間各40分の早指し戦。対局は公開形式で行われ、約300人が対局の観戦や大盤解説会に参加した。永瀬九段は来月の準決勝・決勝に向け「また公開対局で指せるので、モチベーションが上がる。頑張りたいと思います」と抱負を述べた。

 14日は5度目の優勝を狙う藤井聡太名人・竜王(21)=王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ八冠=と斎藤慎太郎八段(30)、及川拓馬七段(36)と増田康宏七段(26)が対戦する。

 棋譜と大盤解説会の模様は、朝日新聞デジタル(https://digital.asahi.com/shougi/asahicup_live/別ウインドウで開きます)で見られる。対局の様子はインターネットテレビ「ABEMA」で中継される。(北野新太)

【大盤解説中継】豊島将之九段、永瀬拓矢九段、佐々木勇気八段、高見泰地七段が出場~朝日杯名古屋対局~【第17回朝日杯将棋オープン戦】

大盤解説会、千日手の背景も解説

 大盤解説会の解説は中川大輔八段と村山慈明八段。貞升南女流二段と佐々木海法女流1級が聞き手を務めた。

 村山八段は、対局前の控室の様子を紹介。豊島将之九段、永瀬拓矢九段、佐々木勇気八段はひとりで集中していたが「高見(泰地)さんは関係者と雑談していました。話すのが好きなので、高見流というか」。

 高見七段は昨夜、午前2時ま…

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