防衛装備移転三原則を大幅に緩和し、殺傷能力のある武器輸出に踏み切るのは、米国からの強い要請を受けたものだ。米軍の武器・弾薬の在庫不足分を日本が補塡(ほてん)する「下請け」の役割を担うと同時に、米国の要請で、米国以外の国への殺傷兵器の直接輸出も可能となる。
米国は、ウクライナへ多様な砲弾や兵器システムを大量に供与、最近ではイスラエルにも砲弾を提供しており、米メディアは「米国の武器・弾薬の備蓄が枯渇するリスクがある」と報じている。
実際、バイデン米政権は数カ月前から、日本政府に対し、水面下で武器・弾薬の輸出拡大を強く働きかけていた。
新たな指針を受け、輸出第一…
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