ラウンドワン、海外で日本食事業に参入 25年に米国3都市に出店

渡辺七海
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 レジャー施設を手がけるラウンドワンは12日、海外で日本食市場に参入すると発表した。1店を七つの加盟店で構成し、すし、日本料理、中華、創作、焼き鳥、天ぷらといった複数のジャンルの料理を提供する。まずは、2025年夏に米国のニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの3都市に計6店を出す計画という。

 同社の子会社「ラウンドワンデリシャス」が、「銀座 しのはら」「鮨(すし) あらい」といった国内の人気店18店を加盟店として集めた。12日から従業員の採用活動をはじめ、国内の加盟店で1年間修業させた後、米国に派遣する。将来的には欧州などへの進出も目指している。

 ラウンドワンの杉野公彦社長は「13年前にアメリカで1号店を作り、ラウンドワンには日本で生まれたものを売るノウハウが出来ている。日本の楽しさを海外に広めていきたい」と話した。

 農林水産省の公表している調査結果では、日本食人気の高まりなどを背景に、海外の日本食レストランは、23年に18万7千店と、10年前と比べて3倍以上に増えている。(渡辺七海)

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