量子計算の弱点、スパコンでお助け 理研連携研究「イオン型」導入も

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竹野内崇宏
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 量子コンピューター実現のカギは、スパコンにあり――。

 理化学研究所は22日、競争が激化しつつも課題に直面する量子コンピューター研究を加速しようと、「富岳」などのスーパーコンピューターと連携させる研究を始めると発表した。最新の量子計算機2機を新たに導入し、計算エラーをスパコンで補うなど、社会での実用化を後押ししたい考えだ。

 次世代技術として期待される量子コンピューターは、スパコンを含む従来の計算機とは異なる物理現象を利用する。スパコンで長時間かかるような問いを高速に解くことが期待される一方、「計算エラーを防げない」「回路の最適化が難しい」などの課題がある。

 基礎段階での利用が始まっている量子計算機でも、実際に使うには従来型計算機の補助が必要となっている。

 それでも開発競争は激しさを…

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