当たり役ミミで臨む砂川涼子さん 堺と高松でオペラ「ラ・ボエーム」

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編集委員・石合力
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 日本を代表するプリマドンナの一人、ソプラノ歌手の砂川涼子さんが当たり役のミミで12月、藤原歌劇団公演の歌劇「ラ・ボエーム」に出演する。

 「この役でデビューしたのが2007年。NHKで放映されて、声もイメージもミミ役に合っている、と言っていただけることは、とてもうれしく励みになります」

すなかわ・りょうこ 武蔵野音楽大学卒、同大学院修了。藤原歌劇団団員。武蔵野音大講師。年内は、11月26日に神奈川県藤沢市の市民オペラでロッシーニの歌劇「オテッロ」、12月3日に東京芸術劇場で東京フロイデ合唱団の「第九」演奏会、同31日の「びわ湖ホール ジルヴェスター・コンサート」(大津市)などにも出演する。

 叙情的な表現を得意とするリリコ・ソプラノの声質はデビュー当時から変わっていない。「ラ・ボエーム」は、19世紀のパリを舞台に若き2人の愛と別れを描くプッチーニの代表作。詩人ロドルフォとの出会いの場面で、お針子のミミが鍵を落とし、2人が近づくきっかけになる。美しいメロディーに合わせて演技力も求められる作品だ。

 「わざとらしくではなく、自…

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