米中軍同士の対話「極めて重要」 訪日の米制服組トップ、再開に期待

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園田耕司
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 就任後初外遊で訪日中の米軍制服組トップ、チャールズ・ブラウン統合参謀本部議長(空軍大将)は10日、現在途絶えている米中の軍同士の対話について「相手の意図を見誤らないことを確実にするため極めて重要だ」と語った。今月中旬に予定されている米中首脳会談の場で、両国が再開に合意することに強い期待感を示した。東京都内で朝日新聞など一部メディアの取材に応じた。

 ブラウン氏は、シリア内戦での米軍の作戦でロシア側と軍同士の対話で意思疎通を図った自身の体験を語り、「(相手の意図を)誤って解釈しないように現実的に役立った」と指摘。対話の再開を求める書簡を中国軍側に送ったことも明らかにした。

 昨年8月、ペロシ米下院議長(当時)の台湾訪問に反発した中国は、対抗措置として軍同士の対話を中断した。その後、米本土に飛来した中国の気球を米軍が撃墜するなど緊張が高まり、米側は偶発的な衝突が起きるリスクを軽減するため、中国側に再開を求めていた。

 ブラウン氏は中国の台湾侵攻…

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